参加者は博物館情報・メディア論に関心のある学生が中心でしたが、その他にも大学スタッフなども多く来て下さいました。
現在、MM研究会では、マンガ展示手法に関するノウハウの提供やその批評のあり方を模索しています。ここ数年、村田・伊藤を中心にそうしたことについて研究会を重ねて議論してきました。また、今年1月に行ったシンポジウムの記録も、現在作成中です。
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講演会「マンガ展示のつくりかた」 マンガはポピュラー文化として広く親しまれてきた。そんなマンガがいわゆるハイカルチャーの殿堂であるミュージアムで展示されるとき、どのような齟齬や課題が生じるのだろうか。長くその展示にかかわってきた京都国際マンガミュージアム学芸員の伊藤遊氏にご講演をお願いし、山中千恵氏(社会学)および村田麻里子氏(博物館学)のお二人からコメントをいただく。マンガと博物館が持つメディア的特性、マンガを博物館で展示するときの具体的手法など、マンガという観点から博物館情報・メディア論の核心的議論に迫りたい。 日時:2017年11月2日(木)14:45~ 場所:金沢大学人間社会第1講義棟204教室(無料・どなたでも参加できます) 発表:「マンガミュージアムとマンガ展示の特殊性」伊藤遊(京都国際マンガミュージアム・京都精華大学 研究員) コメント:村田麻里子(関西大学 教授),山中千恵(京都産業大学 教授) 司会:谷川竜一(金沢大学 新学術創成研究機構 助教) 主催 マンガミュージアム研究会、「文化施設におけるマンガ展示手法の共有のためのツール開発に向けた研究」(科研費・基盤研究(C)、15K01152、代表・伊藤遊) 共催 新学術創成研究機構・文化遺産国際協力ネットワーキングユニット