2014年2月27日木曜日

韓国漫画映像振興院の調査を終えました!

21日より、韓国富川市にある韓国漫画映像振興院(http://www.komacon.kr/comicsmuseum/index.asp)において、来館者調査をさせて頂いていました。メンバー4人でたくさんのデータを集めました。3月中に分析をする予定です。
振興院の方々(特に運営チームの方々)には大変お世話になりました。ありがとうございました。

富川市は、90年代以降に工業都市からベッドタウンへと変容していった町であるため、高層アパートが並んでいます。子連れの若い夫婦らが多く住んでいると思われ、そうした人々が漫画ミュージアムにたくさんやってきます(もちろんソウルからもたくさんの人が来ています)。
ミュージアムの中は、韓国の漫画の歴史が分かる常設展(3階)や、往年のヒットした作品をテーマにした体験型の展示(4階)など、「わ!お金かかっているな!」という印象を受けます。もちろん1階及び3階に企画展示室が用意されており、2階にはかなり充実した漫画図書館があります。子供用の閲覧室もあり、子供達がミッシリ詰まって漫画を読んでいます(笑)。
ミュージアム施設は、コンペを勝ち抜いたアメリカの設計事務所によってデザインされており、かなり動線などは造り込まれた感じ。実際に来館者たちも、期待された動線に沿って動く人も多かったです。しかし中にはずっと図書館に閉じこもっていたり、子供一人で来ていたり・・・来館者のミュージアムにおける行動を分析すると、マンガ文化の受容の仕方だけでなく、ミュージアム周辺の周辺環境や地域社会までも見えてきそうな手応えを感じています。このあたり、今後の分析をどうかご期待下さい!