2014年8月28日木曜日

熊本でシンポジウムを行いました!

熊本でシンポジウムを行いました!
去る87日(木)に、熊本の崇城大学にて、シンポジウム「マンガ文化で熊本を活性化-マンガを活用した民・官・学の取り組み-マンガ文化は地域をいかに変えうるのか?」を行いました。
関係者の皆さま、ご報告が遅れて失礼しました。
当日は、廊下にまで参加者が溢れるほどの盛況ぶりでした。崇城大学関係者の方はもとより、各行政の皆さま、またマンガファンや学生の皆さま、本当に多くの皆さまに感謝申し上げます。
NPO法人熊本マンガミュージアムプロジェクト/キララ文庫の橋本博さん、湯前まんが美術館の兼田奈緒美さん、NPO法人グランド12の松江慎太郎さんの順で、それぞれの活動内容やこれまでの経緯、今後の目標などをお話頂きました。コメンテーターでは主に北九州漫画ミュージアムの表智之さんにお話して頂きました。また崇城大学の小川さんには全体のコーディネートと当日の趣旨説明などをお願いしました。
特に、ディスカッション終盤の議論は大変刺激的でした。官・民がそれぞれ互いに頼ってしまうのではなく、熱意を持った人々が参加する中で、熊本からマンガ文化を豊かにしていく、そういった議論だったように思います。それぞれの活動がうまく役割分担をしながら、いま熊本という場所で、新しいマンガ文化のうねりが起きていることを、多くの方が感じているとおっしゃっていたのが印象的でした。
今後、本シンポジウムの成果はなんらかの形でマンガミュージアム研究会としても報告していきたいと思います!
ちなみに、マンガミュージアム研究会のメンバーは、翌日、クママンの倉庫を見学させて頂いた後、湯前まんが美術館にお邪魔しました。クママンの倉庫では現在着々と整理が進んでいて、膨大な量のマンガに対する丁寧なお仕事に、感銘を受けました。湯前まんが美術館は、「阿蘇と手塚治虫」という大変面白い展示をされていらっしゃいました。これは必見です!
 
 

2014年7月16日水曜日

マンガ学会にて発表しました

6月末のマンガ学会において、韓国調査の成果など、最新の研究分析もまじえながら、報告させてもらいました。
http://www.jsscc.net/convention/14#table
「マンガミュージアム研究の可能性」というタイトルで、短い発表でしたが、たくさんの方が聞いて下さいました。ありがとうございました!

2014年5月9日金曜日

京都大学地域研究統合情報センター(CIAS)にて、研究報告会に参加しました。

京都大学地域研究統合情報センターにおいて4月26日(土)に開催された「全国共同利用・共同研究会」の発表会で、山中が、韓国調査の報告などを交えて発表しました。
6月末には、マンガ学会で発表も計画しています!

2014年4月19日土曜日

4月17日の朝日新聞夕刊のトップ記事にマンガミュージアム特集

4月17日の朝日新聞夕刊のトップ記事に「マンガ博物館草創期」として、マンガミュージアムに関する記事が掲載されています。本研究会のメンバーである伊藤遊のコメントも載っていますので、ご覧下さい。

2014年4月8日火曜日

メディア芸術カレントコンテンツ、福井新聞などで紹介されました(感謝)

メディア芸術カレントコンテンツのサイトで、『マンガミュージアムへ行こう』が紹介されました。
力のこもった書評をしていただき、大変ありがたいです。

書評を読む

また、4日には福井新聞でも紹介してくださいました。ネットで拝見できなかったので、リンクが張れませんでしたが、大変わかりやすくまとめてくださっていました。こちらもありがとうございました。

2014年3月22日土曜日

マンガミュージアムへ行こう

岩波ジュニア新書より『マンガミュージアムへ行こう』を出版しました。
ぜひお買い求め下さいますと幸いです。

表紙や中のイラストは、しりあがり先生です。
内容も、日本各地のマンガミュージアムだけでなく、世界各地のマンガミュージアムを、紹介・批評しています!(紹介というと宣伝のようですが、私たちは批評という部分にもこだわって作りました)。

岩波書店でチラリとみる(見るだけでも!)

amazonでもう買っちゃう(感謝です!)


2014年2月27日木曜日

岩波書店から3月20日に私たちの本が出ます!

マンガミュージアム研究会のメンバーの執筆による岩波ジュニア新書『マンガミュージアムに行こう』が、3月20日に出版されます!詳しくはまた本ページでお伝えしますが、メンバー一同今年1年はこの本の執筆に力を入れてきました。http://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/
本では、ここ数年の研究成果を分かりやすく含み込みながら、日本全国はもちろん、世界のマンガミュージアムの批評・紹介を行っています。メインターゲットである高校生はもちろん、一般の方々もきっと楽しんで読める内容になっていると思いますので、どうかお買い求め下されば幸いです!!

韓国漫画映像振興院の調査を終えました!

21日より、韓国富川市にある韓国漫画映像振興院(http://www.komacon.kr/comicsmuseum/index.asp)において、来館者調査をさせて頂いていました。メンバー4人でたくさんのデータを集めました。3月中に分析をする予定です。
振興院の方々(特に運営チームの方々)には大変お世話になりました。ありがとうございました。

富川市は、90年代以降に工業都市からベッドタウンへと変容していった町であるため、高層アパートが並んでいます。子連れの若い夫婦らが多く住んでいると思われ、そうした人々が漫画ミュージアムにたくさんやってきます(もちろんソウルからもたくさんの人が来ています)。
ミュージアムの中は、韓国の漫画の歴史が分かる常設展(3階)や、往年のヒットした作品をテーマにした体験型の展示(4階)など、「わ!お金かかっているな!」という印象を受けます。もちろん1階及び3階に企画展示室が用意されており、2階にはかなり充実した漫画図書館があります。子供用の閲覧室もあり、子供達がミッシリ詰まって漫画を読んでいます(笑)。
ミュージアム施設は、コンペを勝ち抜いたアメリカの設計事務所によってデザインされており、かなり動線などは造り込まれた感じ。実際に来館者たちも、期待された動線に沿って動く人も多かったです。しかし中にはずっと図書館に閉じこもっていたり、子供一人で来ていたり・・・来館者のミュージアムにおける行動を分析すると、マンガ文化の受容の仕方だけでなく、ミュージアム周辺の周辺環境や地域社会までも見えてきそうな手応えを感じています。このあたり、今後の分析をどうかご期待下さい!

2014年2月18日火曜日

韓国におけるプレ調査終了

14日から韓国の漫画関連施設のプレ調査を行いました。21日から本調査に向かう予定です。
関係者の皆さま、また現地で調査を補助してくれる方々、どうか御協力のほど、よろしくおねがいいたします!
MMS一同

2014年2月10日月曜日

2月10日に京都国際マンガミュージアムにて韓国調査の打ち合わせをしました

21日から韓国・富川市においてマンガミュージアム調査を行います。そのための最終国内打ち合わせを京都国際マンガミュージアムにて行いました。関係者のみなさま、どうかよろしくお願い致します。

2014年1月29日水曜日

研究打ち合わせ会を行いました(内部向け記録)

1月27日(月)に京都国際マンガミュージアムで、会合を開きました。出版予定のマンガミュージアムに関する書籍の内容や、2月に予定している韓国調査の準備などを行いました。

2014年1月21日火曜日

新潟市のマンガ・アニメに関する取組みを取材しました

1月17日、18日と新潟市をMM研究メンバーで訪問し、新潟市の取組みをヒアリングさせてもらいました。また新潟マンガ・アニメ情報館の館長さん、副館長さんはじめ、現場の企画や展示に携わっている方々にもお話をうかがいました。

新潟市を訪れて感じたことは、マンガ地力(じちから?)の強いこと!
にいがたマンガ大賞、ガタフェスなど、まちをあげた息の長い取組みを通じて、マンガを始めとするポピュラーカルチャー文化がしっかり浸透してきたことが伝わって来ました。
マンガ大賞では、どんな応募作品にも必ずコメントを返すというお話をうかがったときは、この忙しい消費経済社会にあって、文化を守ろうとする新潟の方々の真摯な姿勢には、心を打たれました(おおげさ?いやそんなことはない)

ドカベンの水島新司先生、パタリロの魔夜峰央先生、うる星やつらの高橋留美子先生に続く、たくさんの若いマンガ家たちが、その甲斐あってどんどん生まれている、そんな印象です。
マンガミュージアムはマンガ・アニメ情報館と、マンガの家の二つが核となっています。マンガ文化活性化に向けてそれぞれのミュージアム間で相互に役割分担をしていく方向を模索されているということでした。館長さんへのインタビューでは、ミュージアム空間に賭ける熱い思いもたくさん伺いました。長い間新潟のマンガ・アニメ文化を支えてきた経験とその矜持からくるお話の厚みに、ここでも感激した次第です。
今回新潟市の方からうかがったことや、ミュージアム関係者とお話しした内容は、今後報告書などで公開する予定です!

個人的に新潟の街を取材後に一人で歩き回りました。新潟は信濃川の河口に位置し、後背地の産米地帯と、日本海の北前ネットワークを結ぶネットワーク拠点であったと同時に、幕末の条約によって開かれた日本最初期の開港地(横浜、神戸、長崎、函館、新潟)の一つでありました。写真は明治2年竣工の税関。
今回感じた新潟の地力というのは、長い時間をかけてモノや才能を繋げ、外へ文化を開放していく、そうした都市・新潟の魅力そのものだなと感じた次第です。

打ち合わせ・研究会を開催しました

関西大学にて、調査準備会をクローズドで行いました。
1月17日、18日に新潟市のマンガの取組みヒアリングさせて頂き、マンガミュージアムを訪問する予定です。

2014年1月3日金曜日

12月28日に研究会を行いました

京都国際マンガミュージアムにて、今年最後の研究会をクローズドで行いました。
今年一年多くの方にお世話になりました。ありがとうございました。